傷官は正官を傷つけると嫌われる星ですが、傷官がうまく働く命式の人は、頭がよく仕事ができる人が多いので、上手に使うことができれば、成功する人は、型破りな成功をすることができるのです。
でも、こだわりが強く、人の欠点を見過ごすことができないような、融通の利かない性格が欠点でもあります。

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傷官の意味 象意

正官は、男性とっては仕事、女性にとっては仕事の意味とともに男性運・恋愛運・結婚運を表します。

男性に、この通変星の傷官がどう働くかによって、仕事が安定しないとか、トラブルをおこすなど、支障をきたしやすいとされます。

女性にとっては、夫の運を傷つけるとなり、結婚しにくいとか、離婚しやすいと言われます。
でも、傷官を表現力として、専門的な技術や資格を身につけて、そんな自分を世間にアピールすることに使うことができればいいのです。

傷官の性格

性格は、食神がおおらかでのんびりという雰囲気でおおらかな感じです。

それに対して、傷官のイメージは、非常に頭が良いのに加えて、直観力や閃きが鋭いので、細かいところに気がつきすぎて、不平不満を持ちやすいのです。

何をやっても人並み以上のことができるので、プライドが高く、人の下につくことを極端に嫌い、協調性が少なく、孤立しやすかったりきつい言葉でトラブルを起こしやすくなるのが短所です。

五行による傷官の特徴

☆ 傷官(もくか しょうかん)

日干が
木(甲・乙・比肩)丙・丁火の傷官は正官(庚・辛)があって正官が傷官より強いことが必要です。

木火傷官

木火傷官は、木火通明と言われ、勘が鋭い、いわゆる切れ者と言われる人です。
文才があって、人気運を持っていますが、永続性にやや欠けるところがあります。

木生火の命式で、木は火のエネルギーを助ける関係ですから、木を金星で適当な大きさに切った方が、火が燃えやすくなると考えます。

日干が甲・乙の場合、丁・丙が傷官となり、官星 庚金が強いほうが良い。

生日の木気が火気(傷官)を助けて、火は強く燃えます。
火は、金気(官星)を溶かして鍛錬し、世の中の役にたつ商品、刃物や乗り物などを作ります。

良く切れる刃物は、伸び放題の木の手入れをして、観賞に堪える庭木や、一級品の材木になります。

従って、木・火・金気のバランスが良い時が吉となる。
人間として向上心が強く、仕事ができる人、運勢が強いとみて、財や富・名誉を得ることができます。
ただし、火と金が強すぎると、自分の星の木は弱く、運に振り回される、となります。

 火土傷官

生まれた日干が丙・丁の人には、己・戊が傷官となります。

丁火(日干)が燃えてできるのは灰や砂で、土星の傷官なので、畑の土として作物を育てることも、重い土石にも使えないので、本来の土として使うことができません。

丙・丁にみる戊・己の傷官は、四柱に一つだけあって、しかも少しエネルギーが弱いほうが良いとされます。

戊・己の傷官が多いときは、金(財)は埋金となり、水(官)木(印)はせき止められるなど、多い傷官(土)に尅されることになります。

そんな時は、甲・乙の印星があって、甲・乙が強い時、戊・己土の傷官を尅して印綬傷官格になるときもあります。

丙火のエネルギーが強い、夏のかんかん照りの水不足のたんぼや畑は乾燥して、砂ぼこりが舞っています。

ひび割れて作物が育たない、火土夾雑(かどそうざつ)と言い、余計なことに気を使うことが多く、イライラしたり、あらっぽい行動を取るなど、かんしゃくを起こす、気分屋さんの傾向があります。

土金傷官

土(戊・己)日干の場合の金(庚・辛)の傷官は、強くない傷官が良いのです。

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土金傷官のバランスが良いときは、土金育秀と言い、人を育てるのが上手です。

人を頼らず、自らの努力を惜しみません。

日干が土 戊(つちのえ)土にとって 辛(かのと)金が傷官己(つちのと)土にとって 庚(かのえ)金が傷官となります。

土金の傷官は、命式の中にある正官(甲・乙)が去ったとき、歓びとなると書かれています。

日干土星からみた、傷官は金星、金は硬い物質で、金属、刃物を表します。

また、正官の星の木星は、柔かい植物がイメージ、硬く強い金属と、柔かい茎を持つ植物の関係は、刃物の金属にやわらかい植物・木星は勝てません。

金は伸びすぎた木の枝葉を切って一級の建築材にするとなりますが、切りすぎると使い物になりません。

庭の植木のハサミでの剪定も、枝や葉の切り方を間違えると、バランスが悪かったら不恰好ですし、根元から切ってしまうと木は枯れてしまうかもしれません。

官去って吉とは、戊己日の命式では、金星(傷官)が強いときは、木星(正官)が命式に無いほうが、人生において波乱が少ない人生を送ることができるということを言っています。

一般的なサラリーマンや公務員として務めるよりも専門的な分野で、弁護士・医者・看護師・放射線技師など、技術や資格をもって仕事をするほうが、安定する人生となる傾向があります。

戊己の土は、火気(丙・丁)の印星があっても、水気(壬・癸)の財星がなければ、土気(戊・己)の日干は乾燥して砂やひび割れた土となり、植物が育つ栄養いっぱいの土地にはなりません。

土は水気を含んでいないと、灰や砂のようにぱさついて、粘りがありません。

 金水傷官

金水清白といわれて、感が鋭く、頭脳明晰、学力智力に優れていると言われます。

こだわりが強く、人の欠点を見過ごすことができないような、融通の利かない性格でもあります。

頭が良すぎて、策に溺れる、悪知恵が働くようなところもあります。

日干が金星の庚(かのえ)にとって癸が傷官、辛(かのと)にとって壬が傷官となります。

金水傷官、正官を見ることを喜ぶ。
金寒水冷。調候なすに急。
正官 を見ざれば可ならず。

庚・辛の金気は、硬く強いのが特徴ですから、丙・丁火(官星)と水(傷官)の尅によって、却って良い象意を起こすことになります。

でも、水と火のバランスが課題で、火が強過ぎたり、水が弱すぎるとだめなのです。

庚・辛金からみた、壬・癸の傷官は冷たい冬の水ですから、丙火、丁火があって水や金を温めることを必要とします。

11月、12月生まれの誕生日は冬の風景、命式が寒く、水は凍ってしまいます。

金水清白といわれて、感が鋭く、頭脳明晰、学力智力に優れていると言われます。

こだわりが強く、人の欠点を見過ごすことができないような、融通の利かない性格でもあります。

水が冷たすぎるときは、せっかくの頭の良さをうまく使いこなせず、策に溺れる、悪知恵が働くようなところもあります。

✩ 水木傷官

水木傷官は、水木清奇と言われます。
普段は常識を大事にしますが、情に流されやすい、情にもろいようなところがあります。

明るい性格で、どんなことでも、卒なくこなす能力に優れています。

日干が水星 壬(みずのえ)にとって乙(きのと)が傷官、癸(みずのと)にとって甲(きのえ)が傷官となります。

水木の傷官は、命式の中に、丙・丁火の財と戊・己の官がそろっていて、強いことが歓びになると書かれています。

水星は、冷たく流れる・動く・形を変えるのが特徴です。

冷たい水を温める火気丙・丁の財星と、水が形あるものに入る器(土器:戊(つちのえ)・己(つちのと)の官星)、または暴れ川を抑える、流れを留める
堤防戊(土)が必要なのです。

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